空調服 まとめ
ざっくりいうと
・空調服はバッテリーでファンを使って空気を外から入れて中の空気を対流させる服
・この服を開発したのは元ソニーの市ヶ谷氏
・現在はDIYのメーカーなどもOEMも含め色んなものが出回るようになりました。
最近、暑い日が続きますね。軒並み、35度などを通り越していく日々が続き、うだるような暑さです。そんな日でも屋外での仕事が避けて通れない方も大勢いらっしゃいます。保冷剤などを組みわせた熱中症対策グッツなども人気ですが、それ以上に体を冷やしてくれる熱中症対策グッツの空調服をご存知ですか?
今回は最近、暑い場所での作業に注目をあつめている「空調服」についてご紹介いたします。
「空調服」とは
「空調服」とは人間の体が本来もっている生理クーラーをより積極的に活用できるようにする空調装置である。服の外から取り入れた空気によって汗を気化させ、その際に体から気化熱が奪われることによって涼しくなります。取り込まれた空うきは外に放出される仕組みになっています。空調服の中はファンによって空気を吸い込み、体を包み込むように出口に向かって対流を形成し外に逃げていきます。
「空調服」はエアコンの消費をおさえ夏の省電力化に貢献できるように考えられ開発されました。
ソニーを早期退職した市ヶ谷弘司が1998年に東南アジアを旅した事が、空調服の開発を始めるきっかけとなった。「東南アジアの人々がエアコンを使うようになれば、エネルギー危機が起き、環境問題につながってしまう」と考えた市ヶ谷は、6年がかりで空調服を完成させた。はじめは宇宙服や脳低体温療法用のブランケットと同じ水冷式だったが、改良を経て空冷式に変更。その後、パワフル・省電力な、静音ファンの試作を重ねて、3年後に販売までこぎつけた[3]。
Wikipedia 空調服
このように、空調服はエアコンの次にくる暑さ対策の器具であります。
空調服は、服の部分(本体と呼んだりします)主にトップスがメインで、ジャンパー・ブルゾンダイプとベストタイプがあります。と
ファン、バッテリー(電源部分)に別れます。
空調服の構成
・本体(服の部分になります):ジャンパー(ブルゾン)タイプ、ベストタイプ
空調服は主に空調服を構成するためのセット品として開発されるため、ファンを埋め込むための場所や穴が予め空いていたり、
密閉性が保たれるように設計・制作されています。
また、これまで使っていたジャンパーなどを後付で空調服のユニット(ファン、バッテリー、吸引・排出用ダクト)をつけたして
空調服使用にするものもあります。
・ファン:外気から空気を送り込む換気扇の役割
・バッテリーユニット:ファンを回す電源になります。
※他にも以下のようなパーツを使ったります。
旧排出用のダクト:主にプラスティック製です。服だけではなくヘルメットなどに追加したりするものもあります。
空調服の特徴について
空調服の大きな特徴は、モーターを使ってファンを回すので、ファンの音と空気を取り入れて膨らむ様子が挙げられます。
ジャンパータイプは袖の部分も含めてパンパンに空気で膨らむ場合がほとんどです。
空調服のメーカーは?
1:空調服を特化したメーカー
株式会社空調服,NSP
空調服を早くから手がけていたメーカーです。実は、上記のメーカーなどとOEMなどで作っている場合もあります。
株式会社空調服は、その会社の前身となるセフト研究所の市ヶ谷氏が研究開発したのが始まりです。
株式会社 セフト研究所 代表取締役 社長 市ヶ谷 弘司氏(Hiroshi Ichigaya)
1947年生まれ。1991年にソニーを早期退職後、同年9月に株式会社 セフト研究所設立。ブラウン管測定器の販売で赴いた東南アジアで「生理クーラー理論」を着想、この理論を応用した『空調服』を開発し、製造。この製造した『空調服』を販売するため、2004年に株式会社ピーシーツービー(現株式会社 空調服)を設立する。2005年に株式会社 空調服に社名変更。
商品名などがそれぞれの販売元のメーカーがつけていたりしますが、もとを辿ればこちらのメーカーのものであるケースがあります。
製品一覧などを見ると、他メーカーの空調服?と思えるようなものを目にすることができます。
※エビデンスがないので明言できません。もし、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授位いただけると幸いです。
空調服を作っているメーカーは大きく分けて、2タイプに別れます。
2:充電工具メーカー
makita,TAJIMA,
特徴:
電動工具メーカーが作る空調服の特徴は、バッテリーの使い回しが出来る場合があることです。
これまで充電工具で使っていたバッテリーを空調服用のアダプターやソケットなどを間にかませて、そのまま使えたりするのが便利です。
また、きめ細かい速度調整などができたり工具面での利便性がよかったります。
3:ユニフォームメーカー
クロダルマ(KURODARUMA),バートル,AITOZ(アイトス),Co-co(コーコス)
ユニフォームメーカーが作る空調服の主な特徴は、豊富なデザイン性です。
また、素材など空調服としての最適なものを選んで作業服としての利便性を追求しているもんが多く、丈夫なものだったり、消臭機能に優れいたりなど作業服開発のノウハウが高いのが特徴です。そのかわり、ファンなどのユニット部分の開発があまり強くないのでよく吟味して購入されることをおすすめいたします。
おそらくは空調服の開発メーカーと共同開発しているのではないでしょうか?。
空調服が有効な場面
空調服が威力を発揮するのシーンを上げてみたいと思います。
・エレベーターのメンテンナンス
熱気のこもった場所での作業が続くエレベーターのメンテナンス作業にはうってつけです。
・屋内での設備工事などの作業
新築のビルや設備などの屋内での作業でも有効です。
・長時間の屋外での作業に
炎天下の屋外での作業や誘導業務などにも最適です。日差しの強い場所や照り返しが暑い場所、風通しの悪い場所では、知らず知らずのうちに熱中症になったります。
・調理作業など
猛暑の中、火を扱う料理などの仕事にも有効です。電気製品ですので、火花などの引火に十分気をつけながらご利用する必要があります。
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